アルブミンとは

アルブミン(Alb:Albumin)

アルブミンは、血液に含まれる蛋白質の一種で、血液中に含まれる数多くの蛋白質の中で、半分以上を占め、最も多い蛋白質です。

主に肝臓で作られ、多くが皮膚や筋肉において分解されます。

アルブミンは、水分を保持し、血液を正常に循環させるための浸透圧の維持と体内のあらゆるもの(微量元素・脂肪酸・ホルモン薬など)と結合し、これを目的地まで運搬する働きがあります。

全身の栄養状態に使われることが多いようですが、肝臓の機能低下により産生が減少すると血中濃度が低下することから、肝機能の評価に使われ、また尿への排出が増すと血中濃度は下がることから腎機能の評価にも使います。

※本コラムは、医療従事者を対象とした臨床検査に関連する情報提供を目的としたサイトです。一般の方に対する情報提供を目的としたものではございません。

この記事を書いた人

臨床検査センター 昭和メディカルサイエンス 照会業務部 Y.S.

医療現場で臨床検査を実施し、得られた各種データを活⽤して、診断や治療を支えるのが臨床検査センターの役割です。