アレルゲン項目名にある『属』とは?

Viewアレルゲン項目名にある『属』とは?

使用されている原料が日本には生息していない海外固有の種である場合に、同属のものを用いることについて説明しています。同属であれば共通抗原性が高いと考えられています。

例えば、シラカンバ属の原料にはヨーロッパの代表種であるBetula verrucosaが使用されていますが、日本にはBetula platyphyllaという同属の種が生息しています。また、マラセチア属のアレルゲンも同様に、同属のアレルゲンを混合して使用しており、製品名に「属」を付記しています。

このように、同属の種を使用することで共通の抗原性を持たせることができるとされています。

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この記事を書いた人

臨床検査センター 昭和メディカルサイエンス 照会業務部 Y.S.

医療現場で臨床検査を実施し、得られた各種データを活⽤して、診断や治療を支えるのが臨床検査センターの役割です。