アスペルギルス抗原とは

アスペルギルス抗原

アスペルギルス抗原検査は、アスペルギルスというカビの一種が体内に侵入しているかどうかを調べる検査です。

アスペルギルスは、土壌や植物など自然界に広く分布しており、免疫力が低下している人や、肺疾患を持つ人に感染することがあります。

この検査では、血液中のアスペルギルスが作り出す物質(抗原)を検出することで、感染の有無や病状の進行度を評価します。

特に、侵襲性アスペルギルス症と呼ばれる重症な感染症の早期診断に有用です。

  • 略称: アスペルギルスAg
  • 臨床的意義: アスペルギルス感染症の診断
  • 対象疾患: 侵襲性アスペルギルス症など

※本コラムは、医療従事者を対象とした臨床検査に関連する情報提供を目的としたサイトです。一般の方に対する情報提供を目的としたものではございません。

この記事を書いた人

臨床検査センター 昭和メディカルサイエンス 検査部 Y.S.

医療現場で臨床検査を実施し、得られた各種データを活⽤して、診断や治療を支えるのが臨床検査センターの役割です。