アトピー型喘息とは

アトピー型喘息とは

アトピー型の喘息を患ってる患者さんは、症状がない時でも気道内に慢性的な炎症が起きており、健康な人に比べて気道が狭く、空気が通りにくい状態にあります。

また、炎症が起こっている気道はとても過敏な為、僅かな刺激(アレルゲンやウイルス、ホコリ、タバコ、天候の急激な変化等)でも気道狭窄が起こり、喘息症状を起こしてしまいます。

アレルギー検査の重要性

アトピー型の喘息の場合、環境内に、感作されたアレルゲンが存在することにより、喘息の悪化リスクは上がります。

このことから、アレルギー検査を用いて感作アレルゲンの確認をおこない、アレルゲンを減らす為の「環境整備」がとても重要となります。また、『新たな感作アレルゲンの確認』や『適切な環境整備がなされているかの確認』をおこなう為に定期的なアレルギー検査を実施することを推奨いたします。

※本コラムは、医療従事者を対象とした臨床検査に関連する情報提供を目的としたサイトです。一般の方に対する情報提供を目的としたものではございません。

この記事を書いた人

臨床検査センター 昭和メディカルサイエンス 照会業務部 Y.S.

医療現場で臨床検査を実施し、得られた各種データを活⽤して、診断や治療を支えるのが臨床検査センターの役割です。