BCA225
BCA225
BCA225は、乳がん細胞の表面に多く見られる糖タンパク質です。
通常、血液中にはわずかしか存在しませんが、乳がんに罹患するとBCA225が血液中に多く放出されるため、血中のBCA225濃度の測定は乳がんの診断と経過観察に利用されます。
BCA225は、略称で、正式名称はBreast Cancer Antigen(乳がん抗原)で、225はその分子量を示しています。
乳がんの診断において、BCA225は非常に有用な腫瘍マーカーの一つであり、治療の効果判定や再発の早期発見にも活用されます。
ただし、BCA225は卵巣がん、子宮内膜がん、卵管がん、肺がん、胃がん、膵臓がん、肝臓がん、結腸がん、大腸がん、前立腺がんなどでも上昇することがあるため、BCA225の値が高い場合は他の検査と組み合わせて癌の診断を行う必要があります。
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臨床検査センター 昭和メディカルサイエンス 照会業務部 Y.M.医療現場で臨床検査を実施し、得られた各種データを活⽤して、診断や治療を支えるのが臨床検査センターの役割です。 |