CA125
CA125
CA125とは、体内の組織や細胞に存在する糖タンパク質で、主に子宮内膜や腹膜に見られます。
普段はわずかな量しか血液中にないのですが、子宮内膜症や卵巣癌などの腫瘍が進行すると、CA125の生成が増え、大量に放出されることがあります。
このCA125は、Cancer Associated Antigen 125(腫瘍関連抗原125)の略称です。
子宮内膜症や卵巣癌の診断において、CA125は非常に重要な腫瘍マーカーとされています。
がんの治療効果を判断したり、がんの再発を早期に見つける手助けにも使われます。
CA125の検査は卵巣癌の場合には70~80%の正確な結果を示すことがありますが、卵管癌や子宮体がんなど他の種類のがんでも上昇することがあるため、CA125の検査結果を評価する際には、他の検査結果と照らし合わせて慎重に判断することが大切です。
※本コラムは、医療従事者を対象とした臨床検査に関連する情報提供を目的としたサイトです。一般の方に対する情報提供を目的としたものではございません。
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臨床検査センター 昭和メディカルサイエンス 照会業務部 Y.M.医療現場で臨床検査を実施し、得られた各種データを活⽤して、診断や治療を支えるのが臨床検査センターの役割です。 |