クラミジア・トラコマチス抗体IgG&IgA
クラミジア・トラコマチス抗体IgG&IgA
クラミジア・トラコマチス抗体IgG&IgA検査は、性感染症の一つであるクラミジア感染症の診断に用いられます。
クラミジア・トラコマチスは、性行為を通じて感染し、男女ともに尿道炎や子宮頸管炎などを引き起こすことがあります。
IgG抗体は過去の感染歴を、IgA抗体は現在の感染活動性を反映するため、両者を測定することで、感染状況をより詳しく把握できます。
特に、無症状の感染も多いため、早期発見・早期治療が重要です。適切な治療を行わないと、不妊の原因となる骨盤内炎症性疾患などを引き起こす可能性があります。
臨床的意義
- クラミジア感染症の診断
- 感染時期の推定
- 治療効果の判定
対象疾患
- クラミジア感染症(尿道炎、子宮頸管炎、骨盤内炎症性疾患など)
※本コラムは、医療従事者を対象とした臨床検査に関連する情報提供を目的としたサイトです。一般の方に対する情報提供を目的としたものではございません。
この記事を書いた人
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臨床検査センター 昭和メディカルサイエンス 検査部 Y.S.医療現場で臨床検査を実施し、得られた各種データを活⽤して、診断や治療を支えるのが臨床検査センターの役割です。 |