EBウイルス

EBウイルス

EBウイルス(エプスタイン-バールウイルス)は、多くの人が幼少期に感染する一般的なウイルスです。

感染経路は主に唾液を介し、キスや食器の共有などで感染します。幼少期の感染では無症状のことが多いですが、思春期以降の初感染では伝染性単核球症を引き起こすことがあります。

伝染性単核球症は、発熱、咽頭痛、リンパ節の腫れなどが主な症状です。

また、EBウイルスは、バーキットリンパ腫や上咽頭がんなど、一部のがんの発症にも関連していることが知られています。

EBウイルス感染の有無や感染時期を調べるには、血液中の抗体価を測定する検査が行われます。

 

※本コラムは、医療従事者を対象とした臨床検査に関連する情報提供を目的としたサイトです。一般の方に対する情報提供を目的としたものではございません。

この記事を書いた人

臨床検査センター 昭和メディカルサイエンス 検査部 Y.S.

医療現場で臨床検査を実施し、得られた各種データを活⽤して、診断や治療を支えるのが臨床検査センターの役割です。