エキノコックス抗体
エキノコックス抗体
エキノコックス抗体検査は、エキノコックスという寄生虫に感染しているかどうかを調べる検査です。
エキノコックスは、主に犬やキツネなどの腸内に寄生する条虫の一種で、その卵をヒトが経口摂取すると、肝臓などに嚢胞を形成し、エキノコックス症と呼ばれる重篤な病気を引き起こします。
この検査では、血液中のエキノコックスに対する抗体を検出することで、感染の有無を調べます。
特に、北海道などエキノコックス症の発生地域に住んでいる方や、犬やキツネと頻繁に接触する方、肝臓に異常が見つかった方などは、検査を受けることをおすすめします。
※本コラムは、医療従事者を対象とした臨床検査に関連する情報提供を目的としたサイトです。一般の方に対する情報提供を目的としたものではございません。
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臨床検査センター 昭和メディカルサイエンス 検査管理課 M.A.医療現場で臨床検査を実施し、得られた各種データを活⽤して、診断や治療を支えるのが臨床検査センターの役割です。 |