Friedwald式とは

Friedwald式

Friedwald式は、LDL-C(低比重リポ蛋白コレステロール)を推測するための計算式を指し、使用する検査項目はT-Cho(総コレステロール)、HDL-C(高比重リポ蛋白コレステロール)、TG(中性脂肪) の3項目です。

計算式は「LDL-C = T-Cho - HDL-C - TG/5」です。TG/5はVLDL-C(超低比重リポ蛋白コレステロール)を示します。

この式は、TGが400mg/dL未満且つ、空腹時採血(10時間以上の絶食後)の検体を使って計算します。

TGが400mg/dL以上の場合には、VLDL-Cが過剰に見積もられるため本来の値よりも低く算出されます。

食後なのか空腹時なのかが不明な場合は、『直接法』もしくは『non-HDL』を使います。

※本コラムは、医療従事者を対象とした臨床検査に関連する情報提供を目的としたサイトです。一般の方に対する情報提供を目的としたものではございません。

この記事を書いた人

臨床検査センター 昭和メディカルサイエンス 検査管理課 Y.N.

医療現場で臨床検査を実施し、得られた各種データを活⽤して、診断や治療を支えるのが臨床検査センターの役割です。