A群β溶連菌迅速試験とは

A群β溶連菌迅速試験

A群β溶連菌迅速試験は、咽頭炎や扁桃炎などの原因となるA群β溶連菌感染症を、短時間で診断するための検査です。

従来の培養検査よりも早く結果が得られるため、早期の治療開始が可能です。

この検査では、咽頭から採取した検体を用いて、A群β溶連菌の抗原を直接検出します。

陽性であれば、A群β溶連菌感染症が疑われ、抗菌薬治療が必要となる場合があります。

この検査は、リウマチ熱や糸球体腎炎などの後遺症を防ぐためにも重要です。

※本コラムは、医療従事者を対象とした臨床検査に関連する情報提供を目的としたサイトです。一般の方に対する情報提供を目的としたものではございません。

この記事を書いた人

臨床検査センター 昭和メディカルサイエンス 検査部 Y.S.

医療現場で臨床検査を実施し、得られた各種データを活⽤して、診断や治療を支えるのが臨床検査センターの役割です。