ヘリコバクターピロリ抗原とは
ヘリコバクター・ピロリ抗原
ヘリコバクターピロリ抗原検査は、胃潰瘍や胃がんの原因となることが多いヘリコバクターピロリ菌の感染を調べるための検査です。
この検査では、便の中に排出されたピロリ菌の成分(抗原)を検出することで、現在の感染の有無を直接的に調べることができます。
血液中の抗体を調べる検査と異なり、過去の感染歴ではなく、現在の感染状況を把握するのに適しています。特に、胃の症状があり、ピロリ菌感染が疑われる場合や、除菌治療の効果を評価したい場合に有用です。
便を調べることで、ピロリ菌の現在の感染状況を直接的に調べることができます。
胃の症状がある方や、ピロリ菌の除菌治療を受けた方におすすめです。
※本コラムは、医療従事者を対象とした臨床検査に関連する情報提供を目的としたサイトです。一般の方に対する情報提供を目的としたものではございません。
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臨床検査センター 昭和メディカルサイエンス 検査部 Y.S.医療現場で臨床検査を実施し、得られた各種データを活⽤して、診断や治療を支えるのが臨床検査センターの役割です。 |