ホモシステイン

ホモシステイン

ホモシステインは、アミノ酸の一種で必須アミノ酸のメチオニンが代謝されていく際の中間代謝産物です。

ホモシステインは、メチオニンからシステインが作られる過程の中で重要な物質です。

しかし、代謝されずに蓄積することで動脈硬化や血栓性病変など心疾患の危険因子となることが分かっています。

血中濃度を測定することでこれらのリスクの評価に使われています。

ホモシステインの代謝にはビタミン B12、葉酸、ビタミン B6などが必要で、これらの栄養素が不足することでホモシステインの増加につながります。

※本コラムは、医療従事者を対象とした臨床検査に関連する情報提供を目的としたサイトです。一般の方に対する情報提供を目的としたものではございません。

この記事を書いた人

臨床検査センター 昭和メディカルサイエンス 検査管理課 Y.N.

医療現場で臨床検査を実施し、得られた各種データを活⽤して、診断や治療を支えるのが臨床検査センターの役割です。