ICTP
ICTP
1CTPは、Ⅰ型コラーゲンの骨に存在するタンパク質で、C末端テロペプチドと呼ばれる部分です。
Ⅰ型コラーゲンは、骨の骨格を構築するための大切なタンパク質です。
1CTPは、Ⅰ型コラーゲンのC末端テロペプチド(1-C-terminal propeptide of type I collagen)という長い名前の頭文字を取って名づけられました。
このテロペプチドは骨の代謝に関与する重要な成分です。
1CTPは、骨転移の診断や治療の成果の判定、再発の早期発見に使用されます。
具体的には、乳癌、肺癌、前立腺癌などの骨転移の際に、高い値を示すことが分かっています。
※本コラムは、医療従事者を対象とした臨床検査に関連する情報提供を目的としたサイトです。一般の方に対する情報提供を目的としたものではございません。
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臨床検査センター 昭和メディカルサイエンス 照会業務部 Y.M.医療現場で臨床検査を実施し、得られた各種データを活⽤して、診断や治療を支えるのが臨床検査センターの役割です。 |