LD(LDH)とは
LD(LDH)とは
LDは、ラクトデヒドロゲナーゼ(lactate dehydrogenase)の略称で乳酸脱水素酵素のことです。
肝臓をはじめ、心臓、腎臓、赤血球など、さまざまな細胞でつくられている酵素で、ほとんどの組織や臓器に広く分布しています。
臓器由来にアイソザイムが存在しており、高値の場合はアイソザイムを検査することで障害の臓器をある程度絞ることが出来ます。肝臓の検査として他の項目と一緒に使われることが多いのですが、そのほか肝臓、心臓、肺、腎臓、血液、骨格筋などの幅広い疾患や、悪性腫瘍で増加する場合もあります。
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臨床検査センター 昭和メディカルサイエンス 照会業務部 Y.S.医療現場で臨床検査を実施し、得られた各種データを活⽤して、診断や治療を支えるのが臨床検査センターの役割です。 |