ムンプスウイルス

ムンプスウイルス

ムンプスは、ムンプスウイルスによって引き起こされる感染症で、一般的には「おたふくかぜ」として知られています。

主な症状は、耳下腺や顎下腺の腫れと痛み、発熱などです。

感染経路は、飛沫感染や接触感染で、特に小児の間で流行しやすいです。

合併症として、髄膜炎や精巣炎、卵巣炎などが起こることがあり、注意が必要です。

ムンプスの診断には、症状や流行状況に加え、血液検査や唾液検査でウイルス抗体を検出する方法が用いられます。

ワクチン接種によって予防が可能であり、集団生活を送るお子様には特に推奨されます。

※本コラムは、医療従事者を対象とした臨床検査に関連する情報提供を目的としたサイトです。一般の方に対する情報提供を目的としたものではございません。

この記事を書いた人

臨床検査センター 昭和メディカルサイエンス 検査部 Y.S.

医療現場で臨床検査を実施し、得られた各種データを活⽤して、診断や治療を支えるのが臨床検査センターの役割です。