パラインフルエンザ

パラインフルエンザ

パラインフルエンザウイルスは、主に乳幼児や小児にクループ症候群(喉頭炎)や気管支炎を引き起こす呼吸器感染症の病原体です。

風邪に似た症状から重症化すると呼吸困難を引き起こすこともあります。

感染経路は飛沫感染や接触感染で、特に保育園や幼稚園などで流行しやすいです。

診断には、迅速抗原検査やPCR法による遺伝子検査が用いられ、早期診断と適切な治療が重要です。

特に乳幼児は重症化しやすいため、呼吸困難や喘鳴などの症状が見られた場合は、速やかに医療機関を受診する必要があります。

※本コラムは、医療従事者を対象とした臨床検査に関連する情報提供を目的としたサイトです。一般の方に対する情報提供を目的としたものではございません。

この記事を書いた人

臨床検査センター 昭和メディカルサイエンス 検査部 Y.S.

医療現場で臨床検査を実施し、得られた各種データを活⽤して、診断や治療を支えるのが臨床検査センターの役割です。