プレセプシン
プレセプシン
プレセプシンは、敗血症の早期診断に非常に有用なバイオマーカーです。
敗血症は、細菌などの感染により全身に炎症が波及し、重篤な状態に至る病気です。
プレセプシンは、白血球が細菌を攻撃する際に産生される物質で、敗血症患者では早期から血中濃度が上昇します。従来の敗血症マーカーであるプロカルシトニンよりも早く変化するため、敗血症の早期発見に貢献し、迅速な治療開始が可能になります。また、プレセプシンは、外傷や手術など、感染以外の炎症反応の影響を受けにくいという特徴も有しています。
臨床的意義
- 敗血症の早期診断
- 敗血症の重症度評価
- 抗菌薬治療の効果判定
対象疾患
- 敗血症
- その他、重篤な感染症
※本コラムは、医療従事者を対象とした臨床検査に関連する情報提供を目的としたサイトです。一般の方に対する情報提供を目的としたものではございません。
この記事を書いた人
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臨床検査センター 昭和メディカルサイエンス 検査部 Y.S.医療現場で臨床検査を実施し、得られた各種データを活⽤して、診断や治療を支えるのが臨床検査センターの役割です。 |