アミロイドA蛋白とは
アミロイドA蛋白
アミロイドA蛋白(SAA)は、私たちの体が炎症を起こした際に、主に肝臓で作られるタンパク質の一種です。
SAAは、あたかも火事場の警報器のように、体内で炎症が起きていることを知らせるサインとなるため、「急性期反応蛋白」と呼ばれています。
SAAの量は、体内の炎症の程度を測るバロメーターとして、血液検査で調べることができます。
風邪をひいた時や、関節が腫れて痛い時など、様々な病気でSAAの値が上昇することが知られています。
SAAが上昇する主な原因として、細菌やウイルスによる感染症、自己免疫疾患、悪性腫瘍、組織の損傷等が挙げられます。
※本コラムは、医療従事者を対象とした臨床検査に関連する情報提供を目的としたサイトです。一般の方に対する情報提供を目的としたものではございません。
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臨床検査センター 昭和メディカルサイエンス 検査部 Y.S.医療現場で臨床検査を実施し、得られた各種データを活⽤して、診断や治療を支えるのが臨床検査センターの役割です。 |