T-SPOT.TB

T-SPOT.TB

T-SPOT.TB検査は、結核菌に感染しているかどうかを調べるための血液検査です。

従来のツベルクリン反応検査と異なり、BCG接種の影響を受けにくく、より特異的に結核菌感染を診断できます。

この検査では、血液中のリンパ球が結核菌の成分に対して反応してインターフェロンγという物質を産生するかどうかを調べます。

インターフェロンγが産生されるということは、結核菌に感染している可能性が高いことを示します。特に、海外渡航歴のある方や、医療従事者など結核に感染するリスクが高い方、また、ツベルクリン反応が陽性で結核の診断が難しい場合に有効です。

 

※本コラムは、医療従事者を対象とした臨床検査に関連する情報提供を目的としたサイトです。一般の方に対する情報提供を目的としたものではございません。

この記事を書いた人

臨床検査センター 昭和メディカルサイエンス 検査部 Y.S.

医療現場で臨床検査を実施し、得られた各種データを活⽤して、診断や治療を支えるのが臨床検査センターの役割です。