TBG(サイロキシン結合グロブリン)
サイロキシン結合グロブリン (TBG)
サイロキシン結合グロブリン(TBG)は、血中の主要な甲状腺ホルモン輸送蛋白質です。
血中T4及びT3の70~80%がTBGと結合しています。従ってTBGの増減はT4・T3の値にも影響を及ぼします。
ネフローゼ症候群や男性ホルモン製剤により低値化し、エストロゲンにより高値化します。
このため、甲状腺機能異常の確認にはFT4、FT3が用いられています。
※本コラムは、医療従事者を対象とした臨床検査に関連する情報提供を目的としたサイトです。一般の方に対する情報提供を目的としたものではございません。
この記事を書いた人
|
|
臨床検査センター 昭和メディカルサイエンス 検査管理課 M.A.医療現場で臨床検査を実施し、得られた各種データを活⽤して、診断や治療を支えるのが臨床検査センターの役割です。 |