抗サイログロブリン抗体

抗サイログロブリン抗体

抗サイログロブリン抗体(TgAb)は、サイログロブリンに対する自己抗体であり、橋本病・バセドウ病など自己免疫性の甲状腺疾患の診断に有用です。

橋本病の診断ガイドラインでは、抗サイログロブリン抗体と抗TPO抗体のいずれか(若しくは両方)が陽性である点が示されています。

抗サイログロブリン抗体価と甲状腺機能とは直接的な関連性がないため、治療による有意な変動はありません。

※本コラムは、医療従事者を対象とした臨床検査に関連する情報提供を目的としたサイトです。一般の方に対する情報提供を目的としたものではございません。

この記事を書いた人

臨床検査センター 昭和メディカルサイエンス 検査管理課 M.A.

医療現場で臨床検査を実施し、得られた各種データを活⽤して、診断や治療を支えるのが臨床検査センターの役割です。