トキソプラズマ抗体とは
トキソプラズマ抗体
トキソプラズマ抗体検査は、トキソプラズマという寄生虫に感染しているかどうかを調べる検査です。
トキソプラズマ感染は、特に妊娠中の女性にとって注意が必要です。胎児への感染は、流産や先天性の障害を引き起こす可能性があるためです。この検査では、血液中のトキソプラズマに対する抗体を検出することで、過去の感染歴や現在の感染の有無を判断します。
妊娠を計画している方や、妊娠中の女性は、事前にこの検査を受けることで、感染のリスクを評価し、適切な対策を講じることができます。
妊娠中の女性にとって特に重要な検査です。感染すると胎児に悪影響を及ぼす可能性があるため、妊娠前に検査を受けることが推奨されます。
臨床的意義
- トキソプラズマ感染の診断
- 妊娠中の感染リスク評価
- 先天性トキソプラズマ症の予防
対象疾患
- トキソプラズマ症
検査の種類
- IgG抗体: 過去の感染や現在の感染を示します。
- IgM抗体: 急性感染を示します。
※本コラムは、医療従事者を対象とした臨床検査に関連する情報提供を目的としたサイトです。一般の方に対する情報提供を目的としたものではございません。
この記事を書いた人
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臨床検査センター 昭和メディカルサイエンス 検査部 Y.S.医療現場で臨床検査を実施し、得られた各種データを活⽤して、診断や治療を支えるのが臨床検査センターの役割です。 |