尿中レジオネラ抗原とは

尿中レジオネラ抗原

尿中レジオネラ抗原検査は、レジオネラ菌という細菌による感染症であるレジオネラ症の診断に用いられます。

レジオネラ菌は、汚染された水源を介して感染し、重症な肺炎を引き起こすことがあります。

この検査では、尿中に排出されるレジオネラ菌の成分(抗原)を検出することで、感染の有無を調べます。

早期診断により、適切な治療を開始し、重症化を防ぐことが期待できます。

  • 略称: 尿中レジオネラAg
  • 臨床的意義: レジオネラ症の診断
  • 対象疾患: レジオネラ肺炎(レジオネラ症の代表的な病型)

※本コラムは、医療従事者を対象とした臨床検査に関連する情報提供を目的としたサイトです。一般の方に対する情報提供を目的としたものではございません。

この記事を書いた人

臨床検査センター 昭和メディカルサイエンス 検査部 Y.S.

医療現場で臨床検査を実施し、得られた各種データを活⽤して、診断や治療を支えるのが臨床検査センターの役割です。