尿中肺炎球菌莢膜抗原とは
尿中肺炎球菌莢膜抗原
尿中肺炎球菌莢膜抗原検査は、肺炎球菌による感染症、特に肺炎の診断に役立つ検査です。
肺炎球菌は、肺炎の原因菌として知られており、高齢者や基礎疾患を持つ人では重症化のリスクが高まります。
この検査では、尿中に排出された肺炎球菌の莢膜抗原を検出することで、迅速かつ非侵襲的に感染の有無を調べることができます。
特に、喀痰の採取が困難な患者さんや、肺炎球菌による感染が疑われる場合に有用です。
- 略称: 尿中肺炎球菌Ag
- 臨床的意義: 肺炎球菌感染症の診断、特に肺炎の診断
- 対象疾患: 肺炎球菌肺炎、菌血症など
※本コラムは、医療従事者を対象とした臨床検査に関連する情報提供を目的としたサイトです。一般の方に対する情報提供を目的としたものではございません。
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臨床検査センター 昭和メディカルサイエンス 検査部 Y.S.医療現場で臨床検査を実施し、得られた各種データを活⽤して、診断や治療を支えるのが臨床検査センターの役割です。 |