ビタミンB2とは

ビタミンB2 (VB2:Vitamin B2)

ビタミンB2は、生体にとって重要な栄養素であり、リボフラビンとも呼ばれています。

ビタミンB2は、体内でエネルギー産生や細胞の成長・修復に関与する酵素の働きを支援する役割を持っています。具体例としては、ミトコンドリアと呼ばれる細胞内のエネルギー生産場所で重要な酵素であるフラボプロテインの一部を構成しています。フラボプロテインは、食物から摂取した炭水化物、脂質、タンパク質をエネルギーに変換するために必要です。

その他、ビタミンB2は抗酸化作用を持っており、免疫機能の強化にも寄与します。

ビタミンB2の不足は、ビタミンB2欠乏症(リボフラビン欠乏症)を引き起こす可能性があり、症状としては口内炎、皮膚の乾燥やひび割れ、目の炎症などが挙げられます。

※本コラムは、医療従事者を対象とした臨床検査に関連する情報提供を目的としたサイトです。一般の方に対する情報提供を目的としたものではございません。

この記事を書いた人

臨床検査センター 昭和メディカルサイエンス 検査管理課 Y.M.

医療現場で臨床検査を実施し、得られた各種データを活⽤して、診断や治療を支えるのが臨床検査センターの役割です。