Q1.入社したきっかけを教えてください。
私は高校生の頃から化学が好きで、色の変化といった化学反応に興味を抱いていました。
進学を考える時、化学の知識が活かせる「臨床」と出会い、医療系に進むか化学系に進むか悩んだのですが、私のなかで医療系は男性社会というイメージが強く、最終的に化学系の学部を選びました。
大学に研修生として残った私は6年次の夏から就活に臨み、大学のキャリアセンター経由で紹介されたのが昭和メディカルサイエンスでした。
その頃は臨床検査についての知見も深まり、働くなら検査センターが自分に向いていると思っていたので、迷わず応募しました。
Q2.現在の具体的な仕事の内容は?
一般検査室で、尿、便、体液の検査に従事しています。私が所属する一般検査部には、病院やクリニックから届く検体の他、小学校から大学までの学生が検診で提出する検体など様々な施設から多数の検体が届きます。
その検体に対し、専門の機械を用いて「尿の沈査」「尿定性検査」等を行うのですが、異常を見逃すと対象者の健康に関わるので気は抜けません。
例えば「尿の沈査」でモニター上に沈殿物が確認された場合は詳細な画像に変換して精査し、それでも判断がつかなければ目視で検査し直すなど、ドクターへ正確に報告できるよう様々な方法で検査にあたっています。
Q3.どんなところに仕事のやり甲斐を感じますか。
スケジュール通りに業務が終了した時ですね。この仕事には大きな流れがあり、私たちが検査し終えた結果はデータ化する部署に移され、約束された時間までにそのデータを病院やクリニックへ届けねばなりません。
もちろん、異常値を示す検体が多い場合には時間がかかる場合もありますが、その日に届いた検体の数からスケジュールを割り出し、予定通りに次の部署へ移せた時には「やり終えた」という達成感を感じますね。
Q4.失敗談や、それを乗り越えたエピソードがあれば。
入社して半年が経った頃、ようやく一人で尿検査を任されるようになったのですが、まだ慣れていなかったため私は検体を倒してしまい、大半をこぼしてしまったんです。幸い検査機を通し終えた後で事なきを得たものの、場合によっては追加検査などの可能性もあったため、私は肝を冷やしました。
上司に報告し、私は上司と共に自分の行動のどこが良くなかったのか、防止するにはどうすべきか、しっかり話し合い検証することで失敗を糧とすることができました。もちろんそれ以降は、検体を倒すことは無くなりました。
Q5.就職活動中の学生・求職者の方にメッセージをお願いします。
私は、社員のことを第一に考えてくれる企業姿勢だと思っています。
有給休暇などの休みは取りやすいですし、急な体調不良の時も休むことを優先してくれます。
あと、働きやすい点も掲げられますね。
一般検査部では1日の検査量が日によって異なりますが、よほど集中しない限りスケジュール通りにこなせるので、私としては自分のキャパシティに対してバランスの良い仕事量を任せてもらっていると思います。