Q1.入社したきっかけを教えてください。
私は幼い頃から理科が好きで、実験や自由研究といった課題に積極的に取り組んでいました。
そうしたなかで医療系に興味を持つようになったのは、家族が病気で入院したときに出会った人たちとの触れ合いがきっかけでしたね。
人々の助けとなる仕事の崇高さに惹かれた私は、進路を決める際に看護師か臨床検査技師かで迷いましたが、自分の性格を改めて見直し、臨床検査技師になる道を選びました。
就職に当たっては、出身校の先生からいくつか検査センターを紹介してもらい、そこに昭和メディカルサイエンスも含まれていました。
最終的な決め手となったのは、長期的な転勤が少ないことでしたね。
私は地元の関東圏に腰を据えて仕事に取り組みたいと考えており、他の検査センターは転勤が前提でしたので、昭和メディカルサイエンスの方針は嬉しかったです。
Q2.現在の具体的な仕事の内容は?
昭和メディカルサイエンスでは、各地方にサテライトラボを設けているほか、多くの提携病院内にブランチを設け、検査機器一式と共に当社の臨床検査技師を派遣しています。
しかし各病院に派遣された当社社員は、規定の休日や急な法事などで常に全員が揃っているわけではありません。
私は技術指導課の一員として、ブランチに勤務する臨床検査技師が休日等で抜けた部分を代替する立場です。
ブランチからは「○月○日に1名休むので、1名来てほしい」といった連絡が技術指導課に随時入ります。
すると私はスケジュールを調整しつつ、1週間に3〜4日の割合で連絡のあったブランチ先に勤務する、という流れですね。
Q3.どんなところに仕事のやり甲斐を感じますか。
病院内のブランチに勤務するということは、リアルな医療の現場で検査を行うということです。
また私はいくつかの病院を担当しているため、各病院の特徴を反映した様々な検査に対応出来るスキルが求められます。
時には「尿沈渣」を緊急に行うこともあり、ブランチのメンバーとサポートし合いながら対処していくのですが、かなりのスピードで自らの検査スキルが高まっていることが自覚でき、大きなやり甲斐になっています。
Q4.成功体験や嬉しかった出来事は。
病院内のブランチで院内検査を行うなか、至急のオーダーが寄せられることも少なくありません。
また月に1度くらいの割合で「緊急異常値」と呼ばれる数値が検査で示され、緊急を要する局面も生じます。
そんな時はブランチのメンバーと協力しながら緊急基準数値と照合したり、患者さんの以前のデータと比較しながら緊急性を判断し、院内の担当ドクターに連絡します。例を挙げれば「ナトリウムの値が異常に高くなっているので緊急報告致します」といった形ですね。
無事に患者さんの処置が終了し、ドクターから「ありがとう、とても助かった」と感謝の連絡が入ると、「人々の助けとなる仕事に就きたい」と思いこの業界に入った頃の熱い思いが蘇り、嬉しくなります。
Q5.就職活動中の学生・求職者の方にメッセージをお願いします。
幅広い検査に対応できるところが魅力だと思います。
ブランチに勤務していると、その強みを特に感じますね。
病院単独ではどうしても検査に限界がありますが、昭和メディカルサイエンスならば月に一度生じるか否かといったレアな検査にも対処できますし、ブランチだとドクターとの距離が近いのでより適切な処置が期待できます。
もちろん幅広い検査に対応するには臨床検査技師の力量も大切な要素になりますが、昭和メディカルサイエンスには実地を含め常に学べる環境があるので、新人の方でも短期間で多彩なスキルを身に付けることができるでしょう。