Q1.入社したきっかけを教えてください。
母が持病で長く通院していたこともあり、私は幼い頃から病院と関わる時間が多く、いつしか看護師に憧れるようになっていました。
大学進学時には、看護師よりもさらに専門性が高い臨床検査を志し、在学中に臨床検査技師の資格を取得しました。
私は顕微鏡で細胞などを検査する過程が好きで、臨床の道に進むならばそうした役割を担いたいと思い、就活では検査センターに絞り込みました。
検査センターならば検体数も多く、稀少な疾患に関わるチャンスもあると思えたからです。
昭和メディカルサイエンスについては、ラボ(研究室)が私の地元にあることをホームページで知り、身近に思っていました。
面接の場はとても和やかで、事前に想像していたイメージと重なり働きやすそうだったのが、入社の決め手になりましたね。
Q2.現在の具体的な仕事の内容は?
昭和メディカルサイエンスでは、多くの提携病院内にブランチを設け、検査機器一式と共に当社の臨床検査技師を派遣しています。
私は神奈川県の病院内に設置されたブランチに勤務し、病院を利用する患者さんの生化学検査、血液検査、尿検査などを担当しています。
勤務先には私を含め3名の当社職員がおり、1日に300件前後の検査にあたっています。どれも患者さんの診察に直接関わってくる重要な検査なので、迅速かつ正確な結果を出さねばなりません。
時には検査が集中することもありますが、皆で協力し合いながらスムーズに進行させられるよう工夫して取り組んでいます。
Q3.どんなところに仕事のやり甲斐を感じますか。
緊急時にはドクターへ直接電話することがあるため、自分が担当する検査内容についてはしっかり理解しておかねばなりません。
またドクターから「こういう検査をお願いしたい」という依頼が寄せられることもあり、常に学び続ける姿勢が大切です。
先日、検査で異常な数値が示されたので、私はドクターへ緊急報告をしたところ、ドクターは当該の患者さんに対しすぐに治療を開始してくれました。
ここは病院なのでそうしたタイムリーな対処を目の当たりにすることが多く、自分の検査が役立っていることを実感でき、大きな手応えになっています。
Q4.失敗談や、それを乗り越えたエピソードがあれば。
入社して間もない頃、私は検査機の不具合で正確な数字が出せない状況に陥りました。
何をどうしてよいかわからず先輩に相談すると、「こんな時はこうすれば良いよ」と対処してくれたのは本当に有り難かったですね。
私はそのやり方を見て覚え、さらには別の場面などでも対処方法を見学し、少しずつ自らのスキルに加えていきました。
ある時、一人で業務に取り組んでいると予期せぬ不具合が生じたのですが、私はかつて似たような症状を先輩が解決したのを思い出し、同じように対処したところ無事に不具合が解消したんです。
今では私にも後輩ができ、こんどは私が教える立場になりましたが、自主性を重んじながらも丁寧に教える昭和メディカルサイエンスならではの風土を、私もしっかり継承していきたいですね。
Q5.就職活動中の学生・求職者の方にメッセージをお願いします。
様々な働き方ができるところが、昭和メディカルサイエンスの魅力だと思います。
検査センターと言えば検体と向き合うイメージが強いと思いますが、私はブランチ勤務であり、病院内のチームの一員として病院医療に貢献できていることにやり甲斐を感じています。
他にも様々な検体検査や診療支援、さらにはデータシステム構築や管理など、昭和メディカルサイエンスには多彩な職務があり、それぞれの部署でエキスパートが活躍していますよ。