検査概要
EIA検査では、血液や尿に含まれる特定の微量物質について、抗原抗体反応を用いた定量分析を行います。対象検査は腫瘍マーカー検査や感染症抗体精密検査、内分泌関連検査、アレルギー検査などです。
腫瘍マーカーとは、がんの進行とともに生体内に増加する特有の物質のことで、血液や尿中に出現する腫瘍マーカーの濃度を調べることにより、発がんの有無や種類、進行度など、がんの診断や経過観察、治療効果など、臨床診断に対する補助的な役割として有用な検査です。
内分泌検査は、内分泌器官から分泌される各種ホルモンの定量検査を行います。甲状腺疾患や産婦人科系の性ホルモン検査などに多用されます。
アレルギー検査は、症状を引き起こす食べ物や花粉アレルギーの原因となるアレルゲンを特定する検査です。アレルゲンを特定することにより、日常生活からアレルゲンを除外しやすくなり、アレルギー反応の機会を減らすことが期待できます。