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遺伝子検査

検査概要

遺伝子関連検査は、遺伝学的検査、体細胞遺伝子検査および病原体遺伝子検査に大別されます。

当検査室では新型コロナウイルスのほか、クラミジアや淋菌に代表される病原体遺伝子検査を、リアルタイムPCR法やLAMP法などを用いて検出・解析しております。また、B型肝炎ウイルスやC型肝炎ウイルス、結核菌やHIVウイルスについても、検査を実施しています。検査には、全自動PCR装置を導入しており、検体投入から結果出力までを一元管理することで、用手作業を軽減し、試薬バーコードや検体バーコードの管理により、検査リスク管理を徹底しています。


検査の特長

PCR検査の正式名称はポリメラーゼ連鎖反応(Polymerase Chain Reaction)であり、ウイルスなどの遺伝子(DNA)を複製増幅させて検出する検査です。

検査対象のDNA2重らせん構造に高熱を加えることにより、2本鎖から1本鎖に分離します。

分離した1本鎖にプライマーと呼ばれる増幅したい配列と対になる配列を持つ1本鎖を加え、DNA合成酵素により合成して2本鎖DNAが作られます。この工程を繰り返すことにより、同じDNAが1個、2個、4個、8個、16個・・・と増幅していき、30回繰り返すとおよそ10億個まで増幅する為、ごくわずかに存在するDNAでも検出することが可能となります。

また、RNAを検査対象したPCR検査は、逆転写酵素を用いてDNAに置換したのち、通常のPCRにより増幅することで検出可能となります。


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