検査概要
血清、血漿の検査材料から液体クロマトグラフィー(LC‐MS/MS)を用い、主に向精神薬や不整脈薬などの血中薬物濃度検査を実施しています。血中薬物濃度検査とは、投薬治療をしている患者様の血液中(血清や血漿)の薬物濃度を測定してTDM(治療薬物モニタリング)を行い、投薬の効果やその副作用を把握したうえで、治療に有効な薬物濃度となるように個別に調整するための検査です。
また、カテコールアミンや脂肪酸など、複数の物質が混在している検体に対し、液体クロマトグラフィーにより、各成分の分画を一度に定量するなど、物質の分離解析に優れています。