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血清学検査

検査概要

人体は細菌やウイルスに感染した場合、生体内の免疫反応(抗原抗体反応)に由来する抗体が生成されます。

血清学的検査は、検体として主に血清を使用し、感染が疑われる病原体の抗原や抗体の有無を調べる定性検査のほか、その量を調べる定量検査があり、ウイルス性肝炎・梅毒・マイコプラズマ性肺炎などの診断補助として有用な検査です。

自己免疫に関しては、関節リウマチや膠原病などの診断および経過観察に有用な抗体定量検査があります。また、特殊な検査ではABO式血液型の判別のほか、輸血時に必須である交差適合試験などの輸血関連検査があり、検体材料は全血を使用し、血球と血清に分離して検査を行います。


検査の特長

感染症に対する抗原・抗体定性検査は、抗原や抗体の有無を調べる検査で、ベッドサイドでできる簡易法が広く普及している検査です。当社では、マイクロプレートを使用した用手法のほか、自動免疫分析装置を使用した自動法を併用しており、一つの感染症検査に対して複数の検査法を使用することにより、検出精度を高めております。

定量検査は、ラテックス粒子を使用したLA法や化学発光酵素免疫測定法(CLEIA法)、電気化学発光免疫測定法(ECLIA法)など、対象となる抗原や抗体に対して精度の良い方法を選択し、自動分析装置にて検査を実施いたします。

輸血関連検査では、目視判定に対する個人差を無くすため、全自動輸血検査装置を使用しており、通常の検査とは異なり、各反応に関する10年間の検査データを、セーフティーに保存するシステムを使用しています。


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