γ-GTPとは

γ-GTPとは

γ-GTPは、ガンマグルタミルトランスペプチダーゼ(γ-glutamyltranspeptidase)の略です。

肝臓や胆道系、膵臓等で作られており、たんぱく質を分解する酵素の一種です。

特にアルコール性肝障害や薬物性肝障害で上昇を見ます。そのほかγ-GTPは肝臓、胆道系の疾患に広く使われており、結石や腫瘍による胆汁うっ滞などでも上昇が見られます。

肝機能として肝炎、脂肪肝、肝硬変、肝がん等でもγ-GTPが高値となることがありますが、γ-GTPの単独の測定結果ではなく、他の検査や症状と合わせて、総合的な判断が必要となります。

 

※本コラムは、医療従事者を対象とした臨床検査に関連する情報提供を目的としたサイトです。一般の方に対する情報提供を目的としたものではございません。

この記事を書いた人

臨床検査センター 昭和メディカルサイエンス 検査管理課 Y.N.

医療現場で臨床検査を実施し、得られた各種データを活⽤して、診断や治療を支えるのが臨床検査センターの役割です。