ALPとは

ALPとは

ALPは、アルカリフォスファターゼ(alkaline phosphatase)の略称で、アルフォスと呼ぶこともあり、体内の細胞や組織に広く分布する酵素です。

肝臓、骨、腎臓、腸管などに多く存在しており、それぞれの臓器由来にアイソザイムが存在するため、高値の場合はアイソザイムを検査することで障害を受けている臓器をある程度絞ることができます。

ALPが高値となる主な疾患は、胆管道系、骨代謝系、肝臓疾患などが多く見られますが、妊娠や成長期、薬物の使用等などによってもALP値が高く出ることがあります。

※本コラムは、医療従事者を対象とした臨床検査に関連する情報提供を目的としたサイトです。一般の方に対する情報提供を目的としたものではございません。

この記事を書いた人

臨床検査センター 昭和メディカルサイエンス 検査管理課 Y.N.

医療現場で臨床検査を実施し、得られた各種データを活⽤して、診断や治療を支えるのが臨床検査センターの役割です。