CKアイソザイムとは

CKアイソザイム

CK(CPK)は、骨格筋,心筋,平滑筋,脳に多く含まれる酵素で、CKアイソザイム検査は、血液中のクレアチンキナーゼ(CK)の異なる形態(アイソザイム)を評価するための検査です。

そのアイソアイムはMとBのサブユニットからなり、CK-MM、CK-MB、CK-BBとミトコンドリア内に存在するミトコンドリアCK(mCK)が知られています。

CK-MBは、心筋梗塞、CK-BBは中枢神経疾患や悪性腫瘍、CK-MMは横紋筋融解症や筋ジストロフィー症など、主に骨格筋の障害時の診断として使われています。

測定方法には電気泳動法、UV法、CK-MB定量などが有り、電気泳動法は3種類の波形から由来臓器を推測し、UV法は心筋梗塞を疑った場合に免疫阻害法を使い間接的に測定をします。

CK-MB定量はCK-MBを蛋白として直接定量をし、心筋障害の指標とする目的で測定されています。

※本コラムは、医療従事者を対象とした臨床検査に関連する情報提供を目的としたサイトです。一般の方に対する情報提供を目的としたものではございません。

この記事を書いた人

臨床検査センター 昭和メディカルサイエンス 照会業務部 Y.S.

医療現場で臨床検査を実施し、得られた各種データを活⽤して、診断や治療を支えるのが臨床検査センターの役割です。