M2BPGi
M2BPGi (Mac-2結合蛋白糖鎖修飾異性体)
M2BPGiは、肝臓において線維化(瘢痕組織の増加)が進行する際に産生されるタンパク質であり、肝線維化の程度を評価するために利用されます。
通常、肝臓は瘢痕組織を生成する能力がありますが、瘢痕組織が過剰に形成されると肝線維化が進行し、肝機能が低下することがあります。
M2BPGiは、肝線維化の進行と関連して増加するため、肝疾患の診断や治療効果のモニタリングに有用です。
血液中のM2BPGiを測定することで、肝線維化の程度を非侵襲的に評価することができます。
※本コラムは、医療従事者を対象とした臨床検査に関連する情報提供を目的としたサイトです。一般の方に対する情報提供を目的としたものではございません。
この記事を書いた人
|
|
臨床検査センター 昭和メディカルサイエンス 照会業務部 Y.S.医療現場で臨床検査を実施し、得られた各種データを活⽤して、診断や治療を支えるのが臨床検査センターの役割です。 |