クレアチンキナーゼとは

クレアチンキナーゼとは(CK: Creatine Kinase)

クレアチンキナーゼは、クレアチンフォスフォキナーゼとも呼ばれ、略語としては一般的に「CK」または「CPK」と表記されます。

骨格筋、心筋、平滑筋、脳などに多く含まれる酵素で、これらの臓器が損傷することで血中濃度が上昇します。

心筋梗塞や筋疾患のほか、運動後でも上昇するため注意が必要です。
男性と女性では、筋肉量が違うことから基準値には性差が見られます。

アイソザイムでは3種類(脳・平滑筋、心筋、骨格筋)に分画され、心筋梗塞などを疑う場合は、心筋に特異性が見られるCK-MBを測定することが出来ます。

※本コラムは、医療従事者を対象とした臨床検査に関連する情報提供を目的としたサイトです。一般の方に対する情報提供を目的としたものではございません。

この記事を書いた人

臨床検査センター 昭和メディカルサイエンス 検査管理課 Y.N.

医療現場で臨床検査を実施し、得られた各種データを活⽤して、診断や治療を支えるのが臨床検査センターの役割です。