電解質

電解質

電解質の検査には、ナトリウム(Na)、カリウム(K)、カルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)、リン(P)、 クロール(Cl)などがあり、水などの溶媒に溶解した際に、陽イオンと陰イオンに電離する物質のことです。

人の体内では、これらの陽イオンと陰イオンのバランスにより血管、細胞、神経、筋肉などの働きを調節してしています。

細胞の浸透圧の調節、筋肉細胞や神経細胞の働きに関わるなど、生命活動に必要な役割を果たすために、体内にはある一定の範囲内で保持されています。
例えば高ナトリウム血症や低ナトリウム血症では意識障害や痙攣などを起こすことも有り、適切な治療が必要となります。

また、これら電解質(イオン)は、主要ミネラルとしても重要です。

※本コラムは、医療従事者を対象とした臨床検査に関連する情報提供を目的としたサイトです。一般の方に対する情報提供を目的としたものではございません。

この記事を書いた人

臨床検査センター 昭和メディカルサイエンス 照会業務部 Y.N.

医療現場で臨床検査を実施し、得られた各種データを活⽤して、診断や治療を支えるのが臨床検査センターの役割です。