ビタミンAとは

ビタミンA(VA: Vitamin A)

ビタミンAは、主にレチノール、レチナール、レチノイン酸という形で存在しており、動物性食品からの摂取が主な供給源となります。

ビタミンAは、視細胞において光の受容体である視細胞タンパク質(ロドプシン)の構成要素として働き、視力の維持に重要な役割を担っています。

また、免疫細胞の正常な機能を支えるため、感染症や炎症への抵抗力を高めることや細胞の成長や分化にも関与しており、皮膚の再生や修復を促進し正常な皮膚のバリア機能を維持する役割も持っています。

ビタミンAを摂取することは重要ではあるが、過剰摂取は毒性を引き起こす可能性があるため、適切な範囲で摂取することが推奨されています。

栄養バランスのとれた食事によるビタミンAの摂取は、健康維持に役立ちます。

※本コラムは、医療従事者を対象とした臨床検査に関連する情報提供を目的としたサイトです。一般の方に対する情報提供を目的としたものではございません。

この記事を書いた人

臨床検査センター 昭和メディカルサイエンス 検査管理課 Y.M.

医療現場で臨床検査を実施し、得られた各種データを活⽤して、診断や治療を支えるのが臨床検査センターの役割です。